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80代の母は50代の妹と同居しています。
妹は介護福祉士として25年になります。
いわゆる介護のプロです。
その妹からLINEが入りました。
「母がここ最近、食欲不振でご飯を食べられず瘦せてしまった」
という内容のものでした。
お正月に行った時には考えられないことでした。
体調不良から食欲がなくなり「あっ」という間に
激やせし入院。とうとう一人で起き上がれなくなりました。
ほんの少し前まで一緒に外出し楽しい時を過ごしていたのに。
わかっていたし、いつか来るだろうと覚悟はしていましたが
いざその時を迎えると悲しみでいっぱいでした。
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兎も角にも病院へ連れていき検査入院となりました。
結果は血液の病気で、極度の貧血によるふらつきと
白血球減少による感染症でした。
母は入院中も目が覚めると「家に帰りたい」の一点張りです。
入院前は立って歩けたのに、徐々に自立できなくなってしましました。
治療を優先するのか、このまま自宅に連れて帰って看取るのか
姉妹で話し合った結果、10日間の入院を経て自宅に連れて帰る選択をしました。
自宅に戻った母は幾分、元気になったように見えます。
ご飯を食べて「美味しい」痛いところは一つもない。
お風呂に入れて「気持ちいい」
何をしても「ありがとう」と感謝が返ってきます。
後にも先にもこれ以上ありません。
私は介護の経験がなく声をかけ、食事を提供することぐらいしか
できませんが寄り添うつもりです。
母が「苦しまずに自分のペース」で体を手放すその時まで
ゆったりと心地よく生きてくれればいいのです。
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母を任せて十分すぎる妹ですが、全面的に介護士として支えていますが、
決して無理をしてほしくないと思っています。
かつて、私も「燃え尽き症候群」を経験しているからです。
その時は一生懸命なので気づかないのですが、後からじわじわ喪失感や
無気力になり、数年間 心が落ち着かない時期を過ごしたことがあるからです。
すべて循環しているのですから、いつかは終わるのが正解です。
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心配したり、悲しんだり、頑張りすぎたりしないように
自分をコントロールしながら、これまでお世話になった恩を返したいと思っています。
あくまでも自然体で、爽やかな風が吹き抜けるように
穏やかな日常を過ごそうと思います。
思えばこの時間は母からのギフトかもしれません。
私からも母に最後のギフトを送りたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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